2014年8月8日星期五

名スカウトがリストアップした甲子園の逸材たち

球児の夏がいよいよ9日、甲子園で開幕するが、それは同時に金の卵を探すプロ野球スカウトにとっても最後の暑い夏の始まりだ。かつてヤクルトのスカウト部長として若松勉や古田敦也を発掘、スカウトについての著書も書かれている片岡宏雄氏(78)に今大会の気になるドラフト候補選手をピックアップしてもらった。 まず総論として片岡氏は、「今大会は、投手、野手共に、どのスカウトの意見も一致してドラフト上位で消えるような素材は少ない。これから試合を見ながら掘り出しものを探していきたいが、スカウト目線から見ると不作と言える大会かもしれない」と、今大会をドラフト候補が不作の大会と位置づけた。スカウトの喜ぶような金の卵が、ゴロゴロとは転がっていないが、その中に逸材はいる。 ■岡本和真内野手(智弁学園) 片岡氏が、まず名前を挙げたのは智弁学園(奈良)の岡本和真内野手だ。183センチで95キロの肉体。センバツで2本塁打、奈良県大会でも3本塁打、14打点、打率.556と打ちまくった。ここまでの通算本塁打は、73本の大砲である。「将来、クリーンナップを打てる右の大砲候補は、なかなか出てこない。その意味で、岡本は10年に一人の素材だと思う。うまく成長すれば、日ハムの中田翔レベルまでいけるだろう。魅力は、ボールを遠くへ飛ばす能力だが、バットを振り切る力を持っている。例え、崩されても振り切るし、どんなときにでも中途半端なバッティングをしない。これは簡単にできるようでできないこと。それも天性」。 ■徳本健太朗外野手(龍谷大平安) 片岡氏が他にリストアップした野手は、龍谷大平安(京都)の徳本健太朗外野手。50メートル5秒8の俊足で、京都府予選では4盗塁。バッティングもシェアだ。また通算57本塁打を放っている左打者、健大高崎の脇本直人外野手も片岡氏は要マークだという。「球際に強い選手というのは、プロで一流になるための条件。それはイコール、身体能力、瞬発力のある選手。徳本は、それらの条件を満たしている選手だ。脇本は、テイクバックに間を持っている。いわゆるバッティングのトップを作れる選手。これもスカウトが必ずチェックするセンスの部分だ」。■松本裕樹投手(盛岡大付)/吉田凌投手(東海大相模) 一方、投手の中では、片岡氏は“大谷2世”として注目を浴びている最速150キロ右腕、盛岡大付(岩手)の松本裕樹投手よりも、まだ2年生ながら神奈川大会の決勝で20奪三振を奪った東海大相模(神奈川)、吉田凌投手を高く評価した。「松本は、181センチ、80キロという恵まれた肉体を持っていて馬力があり、腕の振りがスムーズで肘を柔らかく使える。日本ハムの大谷というより、横浜DeNAの山口のようなタイプの投手だ。ただ、まだ1球、1球のステップや、腕のふり、腰の移動などがバラバラで下半身が決まらない。上体の力だけで投げている。大谷と比べては可哀想。1軍の戦力になるまでには、時間がかかるだろう。二刀流として注目を浴びているバッティングに関しても体を使いこなせていない。その松本に比べると、2年生ながら吉田は完成度が高い。腕のふりも早く、上体と下半身のバランスがいい。ピッチャーが身につけなければならない部分をすでに持っていて安定感がある。ここから来年にかけて、さらにコントロールに磨きがかかる可能性もある。大化けの可能性は松本だが、吉田には確実性がある。安定感という面から見れば、明徳義塾(高知)の岸、星稜(石川)の岩下は、基礎ができていて評価できる。岩国の柳川などは、腕のふりが早く、独特のリズムで投げるので、ここから下半身ができてきて、絶妙のコントロールを身につけることができれば、今のヤクルトなら(笑)中継ぎで使えると思う」。 ■岸潤一郎投手(明徳義塾)/岩下大輝投手(星稜)/柳川健大投手(岩国)/山城大智投手(沖縄尚学) まとまりという点では、明徳義塾(高知)の岸潤一郎投手、星稜(石川)の岩下大輝投手をリストアップ。145キロのストレートとフォークを操り独特のテンポで投げ込んでくる岩国(山口)の柳川健大投手(184センチ、68キロ)にも注目している。ヤクルトの小川ばりのライアン式フォームで話題の沖縄尚学(沖縄)の山城大智投手については、「ボールの出所が見にくく、球持ちが長い」と評価しながらも、「プロは高校生の変則投手を敬遠しがちの傾向がある。小川や野茂のように社会人で実績のある変則投手ならば、そのままプロでも通用するが、高校生の変則は、コーチの指導で、その良さが消えてしまう危険性もあって未知の部分が強い」と言う。 「広島カープは、高校出の投手を1年目は触らないということを徹底しているが、プロのコーチは教え魔のような人が多いからね。現場の監督やコーチとの相性をも考えながらスカウトは選手を選んでいくもの。ただ高校生が、プロに入ってから、どれだけ伸びるかは本人次第。気持ちの部分が大きい。自分というものを持っている意思の強い選手が成功するんだ」。 不作と言えど、プロのスカウト目線で選手をチェックしていくのも、夏の甲子園の観戦術のひとつかもしれない。 angel heart agnesb ブルガリ avalanches brightling 時計 レディース vestal seiko 腕時計 フォリフォリ カシオ 腕時計 nooka フォッシル disel ドルチェ&ガッバーナ lip

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